【マーケットデータ】
日経平均 29730.79(+34.16)
TOPIX 1967.43(13.09)
マザーズ 1228.01(+2.35)
NYダウ 33430.24(-96.95)
NASDAQ 13698.38(-7.21)
S&P500 4073.94(-3.97)
米ドル円 109
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1839/値下がり310と、
日経平均が小幅高にとどまった割には、値上がり銘柄はかなり多かった。
英国のファンドによる買収観測が報じられた東芝が、場中は値がつかずストップ高比例配分。
東芝が売買できないと見るや、資金は傘下の東芝テックに向かった。
総合電機再編の思惑から、NECや富士通、日立などにも強い動きが見られた。
アドバンテストやローム、TDKなどハイテク株の多くが大幅高。
前期の経常利益見通しを引き上げた日本郵船が買いを集め、川崎汽船や商船三井も連れ高した。
一方、ファーストリテイリングやキーエンスなど値がさ株が軟調。
ハイテク株には買われるものが多かったが、信越化学や東京エレクトロンは弱かった。
コロナ治療薬の共同開発を断念したと伝わった武田が下落。
2020年度の鉄道収入が大きく落ち込んだJR東日本が2%超の下落となり、
JR東海やJR西日本にも売りが波及した。
クレディ・スイスGが米アルケゴスを巡る取引で巨額の損失が発生したことを発表したことから、
野村HDが改めて売りに押された。
きょうは2社が新規上場したが、表示灯は初値をつけた後にストップ高まで買い進まれた。
一方、ファブリカコミュニケーションズは終値が初値を大きく下回り安値引けとなるなど、
明暗分かれる動きとなった。
日経平均は34円高。
プラスで終えたとはいえ、前日の392円安からの戻りとしては、非常に物足りない動き。
ただ、東証1部の値上がり銘柄が1839というのは、かなり多い部類に入る。
あす8日にファーストリテイリングの上期決算が発表されることもあり、
日経平均と全体の値動きがマッチしないといった事態は、この先も発生するかもしれない。
個別でも、レーザーテックが急伸した一方、普段似たような動きをすることが多い
東京エレクトロンは下落するなど、いびつな動きが観測される。
指数、個別とも短期的には振れ幅が大きくなる可能性があり、注意を要する。
今晩、米国では3月開催のFOMC議事要旨が公表される。
この時は、2023年末まで利上げを実施しない姿勢が示され、
これを受けた米国株および日本株にも強い反応が見られた。
日経平均の3月高値30485円(取引時間中)は、FOMCの結果を消化した3月18日に付けている。
改めてFRBのスタンスを確認することが、米国株や日本株を押し上げる材料となるかが注目される。
【値上がり上位(全市場)】
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サイジニア<6031> 1949円(+339)
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東芝<6502> 4530円(+700)
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カワセコンピュータサプライ<7851> 327円(+40)
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京極運輸商事<9073> 725円(+86)
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松尾電機<6969> 1073円(+127)
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オリエンタル白石<1786> 314円(+34)
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北川精機<6327> 981円(+104)
-
三谷産業<8285> 471円(+47)
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ココペリ<4167> 6010円(+590)
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アウンコンサルティング<2459> 248円(+24)
【ストップ高】
◆パウダーテック<5695> 3015円(+157) 時価総額89.6億円
◆サイジニア<6031> 1949円(+339) 時価総額41.1億円
◆東芝<6502> 4530円(+700) 時価総額2兆624億円
買収提案で思惑買い
◆松尾電機<6969> 1073円(+127) 時価総額27.6億円
◆京極運輸商事<9073.> 725円(+86) 時価総額23.2億円
【ストップ安】
◆なし
【新興株決算】
◆サンデー<7450> 1506円(-16) 時価総額162億円
今期経常は42%減益へ
◆KG情報<2408> 359円 時価総額26.6億円
1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地
◆買取王国<3181> 630円(+19) 時価総額11.2億円
前期経常を一転18%増益に上方修正
【新興株】
◆ファブリカコミュニケーションズ<4193> 6410円 時価総額139億円
公開価格(6000円)を15.0%上回る6900円で初値を付けた。
主な事業はSMSソリューション事業や、中古車販売業務支援クラウドサービス。
21年3月期の営業利益予想は前期比67.1%増の5.78億円。
U-CARソリューショングループ事業で東北支店の新規開発による新規会員獲得数の増加、
SMSソリューション事業で契約者数が3割近く増加したことなどで
売上高が19.7%増の46.70億円と大幅増となり、増益となる見通し。
第3四半期累計の営業利益は4.50億円で着地している。
◆フェニックスバイオ<6190> 629円(+11) 時価総額20.7億円
一時急伸。
薬効試験の受託、ヒト肝細胞キメラマウスや新鮮ヒト肝細胞の供給も手掛ける。
化学工業日報(電子版)で、遺伝子が混じり合ったキメラマウスの一種で
ヒトの幹細胞に近い肝臓を持つ「PXBマウス」を拡販すると報じられており、
買い手掛かり材料となっているようだ。
報道によると、農薬などの化学品分野でも利用拡大が見込めるとみて販路を開拓するとしている。
21年3月期営業損益は3.00億円の赤字の見込み。
◆マクドナルド<2702> 5110円(+30) 時価総額6794億円
3日ぶりに反発。
前日に、3月の既存店売上高が前年同月比7.5%増となったことを発表している。
全店売上高は同8.4%増、客数は同0.8%増、客単価は同6.6%増となった。
2月の既存店売上高は同1.0%増と伸び悩みし、客数も同11.3%減と低迷していたこともあり、
業績の改善を素直に好感する流れとなっているもようだ。
◆放電精密加工研究所<6469> 827円(+77) 時価総額61.3億円
大幅続伸。
21年2月期決算を発表した。昨日6日、決算期待から大幅高となったが、
昨日取引終了後に発表した今期予想を好感する買いが先行している。
営業損益は5.56億円の赤字。前回予想は7.42億円の赤字、前期は1.90億円の赤字だった。
新型コロナの影響などで売上高が同1.8%減少した。22年2月期営業利益は3.50億円へと黒字転換予想。
コロナ禍の影響を大きく受けた放電加工・表面処理の航空機エンジン部品の生産が徐々に回復する見込み。
期末配当(=年間配当)は20.00円と復配予想
【売買代金】
東証一部 2兆5516億円
東証二部 631億円
東証マザーズ 1439億円
JASDAQ 669億円
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出典:株探、TRADER'S WEB
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