【マーケットデータ】
日経平均 29683.37(+40.68)
TOPIX 1960.87(+1.74)
マザーズ 1250.47(+22.33)
NYダウ 34035.99(+305.10)
NASDAQ 14038.76(+180.92)
S&P500 4170.42(45.76)
米ドル円 108
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1021/値下がり1051。
米長期金利低下でグロース株が刺激され、エムスリーが3%高。
大型株の買いづらさが意識される中、BASEやAIインサイド、
弁護士ドットコムなど、マザーズの主力どころの銘柄に強い買いが入った。
紀文食品は社長の日経CNBC出演もあって連日の大幅高。
複数の買い手が関心を示していると伝わったスクエニHDが急伸した。
1Qが大幅増益となったHIOKIがストップ高。
上方修正や配当実施を発表したAmidAは場中は値が付かずストップ高比例配分となった。
一方、買収提案を拒否するとの観測が報じられた東芝は、会社側からこれを否定するコメントが出てきたものの6%安。
富士フイルムは中期計画の内容が好感されず、売りに押された。
米国ではハイテク株が強かったが、SCREENやディスコなど半導体関連の一角が軟調。
関東圏で「まん防」適用地域が拡大される方針となったことからOLCが下落した。
ヨシムラフードやうるるは業績関連のリリースを材料に大幅安となった。
上場2日目で高い初値をつけたサイバートラストは、その後も買いが続いてストップ高で終えた。
日経平均は寄り付きを高値に失速したが、プラスは確保した。
4月6日以降、上昇と下落が交互に出現しており、順番ではきょうは下落の日。
場中に何度か下げに転じており、センチメントが弱気に傾いてもおかしくはなかったが、
安値は29621円までで、29500円台をつけることもなかった。
今週は明らかに上値は重かったが、一度も25日線を下回ることがなかった点は特筆される。
押し目があれば買いを入れておきたいと考える投資家が多いのだろう。
米国株の上昇に連れ高できないことは珍しいことではなく、
この先の決算発表で商いが盛り上がってくれば、一気にキャッチアップする展開も期待できる。
もうしばらくはもどかしい状況が続くかもしれないが、
大きな動きが出てくるとすれば、上の可能性が高いと考える。
【来週の見通し】
堅調か。
22日に日本電産、23日にエムスリーと注目企業の決算が続き、以降は業績相場が本格化する。
来週はまだ数が少なく、エムスリーも決算を消化するのは翌週になるため、
基本的には今週同様に様子見ムードの強い地合いが続くだろう。
ただし、決算ラッシュが近づく中では、売りが手控えられると考える。
海外では、ECB定例理事会や、米国のIBM、ネットフリックス、インテルの決算などが注目される。
米国では決算の先陣を切った金融株の決算や株価の反応は、概ね良好であった。
テクノロジー株がこれに続けば、決算発表期間中は強いラリーになるとの期待も高まる。
まだ大きな動きは出づらいとみるものの、やや楽観ムードが高まり、水準を切り上げる展開を予想する。
【今週を振り返る】
方向感に乏しい地合いが続いた。
月後半に控える決算発表を前に、期待と警戒が交錯。
日経平均は下げても29500円は割り込まない一方、3万円に近付くと上値が重くなった。
週後半にかけては、日米首脳会談を前に一段とこう着感が強まった。
米国株は良好な経済指標や長期金利の低下を追い風に、ダウ平均とS&P500が史上最高値を更新。
日本株はこの動きにいまいち乗り切れなかったものの、外部環境が良好であったことは相場の下支えとなった。
週間では約84円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
【値上がり上位(全市場)】
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AmidAホールディングス<7671> 1509円(+300)
-
ウォンテッドリー<3991> 2893円(+500)
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ETSホールディングス<1789> 1185円(+173)
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太洋工業<6663> 548円(+79)
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HIOKI<6866> 5150円(+700)
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大日光・エンジニアリング<6635> 639円(+80)
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紀文食品<2933> 1781円(+214)
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イメージワン<2667> 1187円(+142)
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エスユーエス<6554> 510円(+59)
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スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684> 6900円(+740)
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ヒーハイスト<6433> 434円(+46)
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アエリア<3758> 684円(+70)
37.gumi<3903> 1207円(+73)
【ストップ高】
◆ウォンテッドリー<3991> 2893円(+500) 時価総額271億円
2連ストップ高
◆エスユーエス<6554> 510円(+59) 時価総額44.9億円
賞与引当金の精査が奏功し第2四半期業績は計画上振れ
◆大日光・エンジニアリング<6635> 639円(+80) 時価総額35.0億円
帝京大学と宇宙工学関連で包括的連携協定を締結
◆HIOKI<6866> 5150円(+700) 時価総額722億円
◆AmidAホールディングス<7671> 1509円(+300) 時価総額31.8億円
業績予想の上方修正のほか増配や株式分割を好感
【ストップ安】
◆なし
【新興株決算】
◆ゲンダイエージェンシー<2411> 305円(+5) 時価総額45.9億円
今期経常は黒字浮上、2期ぶり7円で復配へ
◆藤商事<6257> 882円(-8) 時価総額215億円
前期経常を一転黒字に上方修正
◆ラック<3857> 1041円(-21) 時価総額278億円
前期経常を一転20%増益に上方修正
◆ディ・アイ・システム<4421> 950円 時価総額29.0億円
上期経常を61%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆ケアサービス<2425> 1025円(+58) 時価総額43.1億円
前期配当を1.5円増額修正
◆サンウッド<8903> 578円(-2) 時価総額28.3億円
前期経常を一転5%増益に上方修正、配当も5円増額
【新興株】
◆うるる<3979> 3775円(-165) 時価総額129億円
大幅反落。
21年3月期の営業損益を従来予想の0.50億円の赤字から
1.20億円の黒字(前期実績1.89億円の赤字)に上方修正している。
主力の入札情報速報サービスで有料契約件数などが伸長したほか、
テレワークの浸透で電話代行サービスや書類電子化案件が増加し、黒字に転換する見込み。
ただ、材料出尽くし感に加え、成長投資加速で22年3月期予想EBITDAは
赤字との見通しを示したことから売り優勢となっている。
◆AmidAホールディングス<7671> 1509円(+300) 時価総額31.8億円
ストップ高。
21年6月期の営業利益を従来予想の2.53億円から4.00億円(前期実績2.83億円)に上方修正している。
印鑑、はんこなどの検索順位が安定したことに加え、
巣ごもり消費などを受けてECサイトの流入数が増加したため。
期末配当は従来予想の無配から37.0円(前期末実績無配)に増額修正した。
年間配当も同額。また、6月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割する。
◆エルテス<3967> 1379円(+95) 時価総額72.1億円
年初来高値。
内閣府の「スーパーシティ型国家戦略特区」対象地区への公募で神奈川県鎌倉市や群馬県前橋市、
山口県山口市など12地方公共団体から主要な事業者の候補として選定されたと発表している。
スーパーシティ構想を含めた各地方公共団体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。
また、デジタルガバメントに関わるシステムに対するセキュリティ対策ソリューションの提供を開始したと開示している。
【売買代金】
東証一部 2兆555億円
東証二部 299億円
東証マザーズ 1594億円
JASDAQ 789億円
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