【マーケットデータ】
日経平均 28084.47(+636.46)
TOPIX 1883.42(+34.38)
マザーズ 1084.54(+19.16)
NYダウ 34021.45(+433.79)
NASDAQ 13124.98(+93.30)
S&P500 4112.50(+49.46)
米ドル円 109
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1790/値下がり347。
東京エレクトロンやレーザーテックなど半導体株が大幅高。
ファーストリテイリングが後場上げ幅を広げて3%超上昇した。
業績関連ではオリックスやIHIが大幅上昇。
いすゞが21.7%高と派手に上昇した。
1Qが大幅な営業黒字となり、通期見通しも引き上げたアシックスがストップ高。
ほか、後場にLINEとの業務提携を発表したフィードフォースがストップ高となった。
一方、日本製鉄、JFEHD、神戸鋼の鉄鋼大手がそろって下落。
今期の営業利益見通しが小幅な増益にとどまったセコムが売りに押された。
業績関連ではカシオや日テレHDが大幅安。
遊技機を手掛けるSANKYO、フィールズなども厳しい下げとなった。
前期が大幅な最終赤字となった板硝子が15%近い下落。
上期最終赤字のプレイドはストップ安まで売られる場面があり、
下方修正を発表したAmaziaは場中に値がつかずストップ安比例配分となった。
日経平均はきのうまでの3日間で2000円超下落したものの、28000円を上回り、
弱いなりにも下げ止まりへの期待を高めて週を終えた。
今週の騰落率上位業種は、上から
ゴム製品(+1.6%)、食料品(+1.3%)、保険(+1.3%)、その他製品(+1.0%)、
銀行(+0.4%)、下位セクターは下から海運(-8.5%)、情報・通信(-5.6%)、
ガラス・土石(-5.1%)、石油・石炭(-4.4%)、機械(-4.3%)となった。
来週の日本株が持ち直すのであれば、下位セクターが巻き返してくるだろう。
一方、さらに下を試すのであれば、下位セクターほど見切り売りに押される可能性が高い。
ワーストの海運は、直近までかなり強い動きを見せていた。
来週は、今週弱かったところに買いが入るかが注目点。
これらの戻りが緩慢であるようなら、まだ売り圧力は強いとみて、ディフェンシブ株へのシフトも検討しておく局面だ。
【来週の見通し】
不安定な展開か。
米国株や米長期金利の動向に神経質となる地合いが続くと予想する。
今週、ダウ平均は強い消費者物価指数を受けて急落したものの、強い生産者物価指数を受けては大きく上昇した。
指標に対する米国の株式・債券の動きが読みづらく、日米とも指数の振れ幅は大きくなると考える。
来週、米国では5月ニューヨーク連銀景気指数、4月住宅着工件数、
5月フィラデルフィア連銀景気指数など、注目度の高い指標の発表がいくつかある。
米長期金利が相場をかく乱しているため、
19日に公表される4月開催のFOMC議事録に対する反応が大きくなることも想定される。
国内の決算発表はほぼ一巡し、手がかり難となる。
日経平均は今週の大幅安でチャート形状が悪化しており、
米国株の反転がなければ弱い材料に対する反応が強めに出やすくなるだろう。
【今週を振り返る】
大幅安となった。
日経平均は週初こそ上昇したものの、11日から13日までの3営業日で2000円を超える下落。
米国では金利上昇への警戒が強まる中、大型グロース株が大幅安となり、
景気敏感株を中心にバリュー株にも売りが波及した。
これを受けて東京市場でも、グロース株の投げ売りとバリュー株の利益確定売りで、全面安の様相が強まった。
ソフトバンクGが国内企業で過去最高の純利益を計上したにもかかわらず、
決算発表後に株価が急落したことも、リスクオフの流れを強めた。
日経平均は29000円、28000円といった節目の水準を次々に下に抜け、27300円台まで下落。
14日には大幅高となって28000円台まで戻したが、週間では1273円安と4桁の下落となった。週足では陰線を形成した。
【値上がり上位(全市場)】
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Robot Home<1435> 214円(+50)
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フルッタフルッタ<2586> 248円(+50)
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アシックス<7936> 2178円(+400)
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カオナビ<4435> 3815円(+700)
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いすゞ自動車<7202> 1302円(+232)
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ダブルスタンダード<3925> 4080円(+700)
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アドウェイズ<2489> 882円(+150)
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明星電気<6709> 902円(+150)
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日鍛バルブ<6493> 269円(+44)
-
木村化工機<6378> 870円(+140)
【ストップ高】
◆Robot Home<1435> 214円(+50) 時価総額195億円
21年12月期業績予想の上方修正と『継続企業の前提に関する重要事象等』の記載解消を好感
◆ケアネット<2150> 5190円(+570) 時価総額573億円
21年12月期の営業利益予想を上方修正、第1四半期は4.5倍
◆アドウェイズ<2489> 882円(+150) 時価総額367億円
21年3月期営業利益8倍化で切り返し
◆フルッタフルッタ<2586> 248円(+50) 時価総額30.7億円
アサイーが新型コロナなどに起因する重症化抑制に効果的と発表
◆クロス・マーケティンググループ<3675> 554円(+80) 時価総額111億円
デジタルマーケティング注力で1-3月期営業利益倍増
◆ダブルスタンダード<3925> 4080円(+700) 時価総額277億円
◆カオナビ<4435> 3815円(+700) 時価総額434億円
今期は黒字浮上
◆ビオフェルミン製薬<4517> 3400円(+410) 時価総額413億円
◆JCRファーマ<4552> 3330円(+502) 時価総額4319億円
22年3月期の大幅増収増益予想にサプライズ
◆I-ne<4933> 4490円(+700) 時価総額388億円
1-3月期(1Q)経常は9.3億円・上期計画を超過
◆バルミューダ<6612> 6790円(+1000) 時価総額560億円
今期経常を7%上方修正
◆リバーエレテック<6666> 1095円(+98) 時価総額83.1億円
今期業績及び配当予想を増額
◆明星電気<6709> 902円(+150) 時価総額120億円
IHIが株式交換で完全子会社化
◆フィードフォース<7068> 1070円(+150) 時価総額277億円
◆田中精密工業<7218> 642円(+23) 時価総額62.7億円
今期経常は黒字浮上
◆日本プラスト<7291> 668円(+100) 時価総額130億円
◆アシックス<7936> 2178円(+400) 時価総額4135億円
パフォーマンスランニング好調で21年12月期業績を上方修正
【ストップ安】
◆川田テクノロジーズ<3443> 3770円(-515) 時価総額223億円
今期経常は73%減益へ
◆大阪油脂工業<4124> 1845円(-394) 時価総額19.8億円
◆プレイド<4165> 3020円(-680) 時価総額1143億円
◆ヤプリ<4168> 3860円(-445) 時価総額468億円
◆Amazia<4424> 1301円(-400) 時価総額87.6億円
21年9月期業績予想を下方修正
◆ランサーズ<4484> 556円(-100) 時価総額87.0億円
今期経常は赤字転落へ
◆ディーエムソリューションズ<6549> 1550円(-400) 時価総額43.6億円
今期経常は67%減益へ
◆アルー<7043> 1201円(-211) 時価総額30.7億円
◆明南M&A<7076> 1399円(-366) 時価総額44.1億円
上期経常が赤字転落で着地・1-3月期も赤字転落
◆KYCOMホールディングス<9685> 585円(-100) 時価総額29.9億円
今期経常は38%減益へ
【気になる決算】
◆鹿島<1812> 1510円(+39) 時価総額7983億円
今期経常は18%減益、前期配当を4円増額・今期も54円継続へ
◆マツダ<7261> 859円(+10) 時価総額5427億円
今期経常は95%増益、2期ぶり15円で復配へ
◆ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765> 1983円(+51) 時価総額1888億円
1-3月期(1Q)経常は2倍増益で着地
◆日本郵政<6178> 945.6円(+22.9) 時価総額4兆2552億円
今期経常は20%減益へ
◆KDDI<9433> 3532.0円(+154.0) 時価総額8兆1384億円
今期最終は1%増で9期連続最高益、5円増配へ
◆三桜工業<6584> 1101円(+1) 時価総額409億円
今期経常は83%増で11期ぶり最高益更新へ
◆ホンダ<7267> 3327.0円(+33.0) 時価総額6兆266億円
今期税引き前は5%減益、前期配当を28円増額・今期も110円継続へ
◆大成建設<1801> 4045円(+80) 時価総額9083億円
今期経常は32%減益へ
◆大和ハウス工業<1925> 3262.0円(+6.0) 時価総額2兆1733億円
今期経常は6%減益、10円増配へ
◆東芝<6502> 4510円(+40) 時価総額2兆533億円
今期営業は63%増益、前期配当を30円増額
◆スノーピーク<7816> 3775円(+45) 時価総額720億円
1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地
【新興株決算】
◆リネットジャパングループ<3556> 865円(+75) 時価総額106億円
上期経常は2.9倍増益・通期計画を超過
◆I-ne<4933> 4490円(+700) 時価総額388億円
1-3月期(1Q)経常は9.3億円・上期計画を超過
◆大田花き<7555> 730円(+4) 時価総額40.2億円
今期経常は5.9倍増益
◆ジーエフシー<7559> 1396円 時価総額80.5億円
今期経常は黒字浮上、2円増配へ
◆ガーラ<4777> 258円(+14) 時価総額49.2億円
前期最終は赤字縮小で着地・1-3月期(4Q)最終は赤字縮小、今期業績は非開示
◆メドレー<4480> 4050円(+105) 時価総額1297億円
1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地
◆JTOWER<4485> 7040円(+400) 時価総額1467億円
今期経常は1%増で3期連続最高益更新へ
◆Speee<4499> 3070円(+88) 時価総額310億円
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆イグニス<3689> 2991円 時価総額469億円
上期最終が赤字拡大で着地・1-3月期も赤字拡大
◆日本一ソフトウェア<3851> 1034円(+12) 時価総額52.8億円
今期経常は18%減益へ
◆ウェルスナビ<7342> 3630円(+110) 時価総額1655億円
1-3月期(1Q)経常は1.2億円の赤字で着地
◆ブランジスタ<6176> 6176円(+18) 時価総額74.3億円
上期経常が25%増益で着地・1-3月期も27%増益
◆グロームホールディングス<8938> 1549円(-6) 時価総額140億円
今期経常は15倍増益へ
◆フルッタフルッタ<2586> 248円(+50) 時価総額30.7億円
前期最終は赤字縮小で上振れ着地・1-3月期(4Q)最終は赤字縮小、今期業績は非開示
◆MTG<7806> 1620円(+107) 時価総額644億円
今期経常を一転97%増益に上方修正
◆ミンカブ・ジ・インフォノイド<4436> 3425円(+185) 時価総額473億円
今期経常は23%増で4期連続最高益更新へ
◆nmsホールディングス<2162> 411円(-22) 時価総額88.8億円
今期経常は7.6倍増益、1円増配へ
◆中村超硬<6166> 850円(+14) 時価総額85.2億円
今期経常は3.3倍増益へ
◆NFKホールディングス<6494> 111円(+3) 時価総額42.1億円
前期経常は5.8倍増益で上振れ着地・1-3月期あ(4Q)経常は2.1倍増益、今期業績は非開示
◆イメージワン<2667> 765円(-7) 時価総額66.6億円
上期経常が赤字縮小で着地・1-3月期は黒字浮上
◆日本エマージェンシーアシスタンス<6063> 1382円(+51) 時価総額34.8億円
1-3月期(1Q)経常は17%増益で着地
◆ブロードマインド<7343> 1253円(-70) 時価総額66.5億円
今期経常は6%減益、7円増配へ
◆ベビーカレンダー<7363> 8000円(+780) 時価総額68.2億円
1-3月期(1Q)経常は1300万円で着地
◆INCLUSIVE<7078> 1845円(+45) 時価総額144億円
今期経常は5%減益へ
◆ジモティー<7082> 1863円(+31) 時価総額112億円
1-3月期(1Q)経常は4倍増益で着地
【新興株】
◆バルミューダ<6612> 6790円(+1000) 時価総額560億円
ストップ高。
新たに携帯端末事業(5Gスマートフォンの開発及び販売)に参入すると発表している。
京セラ<6971>を製造パートナーとして事業を開始し、11月以降に販売を開始する予定。
国内通信業者としてはソフトバンク<9434>のみでの取扱いとなるが、
SIMフリーモデルの販売も計画している。
同事業の影響(売上高ベースで27億円)などを織り込み、
21年12月期の営業利益を従来予想の13.50億円から14.50億円(前期実績13.17億円)に上方修正した。
◆マクドナルド<2702> 5080円(+120) 時価総額6754億円
大幅反発。
21年12月期第1四半期(21年1-3月)の営業利益を前年同期比19.7%増の92.30億円と発表している。
テイクアウトやドライブスルー、デリバリーが伸び、利益が拡大した。既存店売上高は22四半期連続のプラス。
通期予想は前期比2.3%増の320.00億円で据え置いた。進捗率は28.8%に達しており、
第1四半期の好調なスタートが評価されて買いが入っているようだ。
◆リネットジャパングループ<3556> 865円(+75) 時価総額106億円
大幅に4日ぶり反発。
21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の
営業利益を3.50億円(前年同期実績は0.31億円)と発表している。
パソコンの処分方法として宅配回収サービスの周知を強化したことに加え、
回収したパソコンの再資源化事業者への売却で収益性の向上にも取り組んだことが奏功した。
通期予想は前期比65.8%増の3.55億円で据え置いたが、
進捗率は98.6%に達しており、上方修正に対する期待が広がっている。
【売買代金】
東証一部 2兆8867億円
東証二部 2959億円
東証マザーズ 1371億円
JASDAQ 648億円
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