【マーケットデータ】
日経平均 28406.84(+582.01)
TOPIX 1907.74(+28.88)
マザーズ 1069.50(+26.68)
NYダウ 34327.79(-54.34)
NASDAQ 13379.04(-50.93)
S&P500 4163.29(-10.56)
米ドル円 109
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1817/値下がり322。
ファーストリテイリングが3.3%高、
ソフトバンクグループが2.6%高と指数寄与度の大きい銘柄が強い上昇。
トヨタが2015年の水準を上回り、上場来高値を更新した。
日本製鉄、JFEHD、神戸鋼の鉄鋼大手がそろって4%台の上昇。
業績関連では三菱UFJが大幅高となり、リクルートは商いを伴って7%超上昇した。
証券会社のリポートを材料に、KDDIや味の素が急伸。
前日に続いてレジャー関連が賑わっており、エアトリやオープンドア、HISなどが騰勢を強めた。
一方、任天堂、ソニーG、ミクシィ、ガンホーなどゲーム関連が逆行安。
今期最終減益計画の日清製粉Gが大幅安となった。
上期が大幅な最終減益となったエスケーエレクトロニクスや、
通期見通しに対する1Qの業績進ちょくが低水準となったウィルズが急落。
前21.3期は営業黒字転換を達成したものの、
3Qから利益が減少したUMCエレクトロニクスはストップ安まで売られる場面があった。
日経平均は582円高(28406円)と値幅を伴った上昇となった。
きのうの大幅安ときょうの大幅高はどちらも意外感が強いが、
きのう売られ過ぎ感が醸成されたことが、結果的にきょうの大幅高につながったような印象。
ただ、後場に入って前場の水準を上回る場面があったにもかかわらず、
高値は28481円までで28500円には届かなかった。
マザーズ指数も大幅高とはなったが、
5日線(1071p、18日時点)に迫りながらもこれを超えることができなかった。
強弱感が定まらない中、1日単位では値幅が大きく出やすいという点は留意しておく必要がある。
直近の弱さが目立った半導体株を見ると、
東京エレクトロンが1.3%高、アドバンテストが2.0%高、レーザーテックが2.3%高。
強く買われたとは言い難く、むしろ全体に助けられて上昇したといった程度。
指数は28500円を明確に超えてくれば、
売り方の買い戻しを巻き込んだ踏み上げ的な上昇も期待できる。
それだけに、きょうの反応が甘いこれらの銘柄に強い反転が見られるかに注目したい。
【値上がり上位(全市場)】
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ITbookホールディングス<1447> 447円(+80)
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AOI TYO Holdings<3975> 860円(+150)
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ティラド<7236> 2340円(+366)
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ジーエヌアイグループ<2160> 2149円(+325)
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キャリア<6198> 535円(+80)
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ライトアップ<6580> 2658円(+378)
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アルー<7043> 1170円(+150)
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I-ne<4933> 5950円(+760)
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ダントーホールディングス<5337> 338円(+43)
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トヨクモ<4058> 1870円(+230)
【ストップ高】
◆ITbookホールディングス<1447> 447円(+80) 時価総額95.9億円
◆AOI TYO Holdings<3975> 860円(+150) 時価総額211億円
◆東洋刃物<5964> 1087円(+107) 時価総額20.3億円
◆キャリア<6198> 535円(+80) 時価総額46.1億円
上半期の営業赤字縮小及び大規模接種の予約開始も材料視
【ストップ安】
◆ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615> 790円(-119) 時価総額223億円
【気になる決算】
◆明治ホールディングス<2269> 6790円(+40) 時価総額1兆367億円
今期経常は1%減益、前期配当を10円増額
今期も160円継続へ
◆茂原実業<6328> 5530円(+130) 時価総額371億円
今期配当を実質増額修正
【新興株決算】
◆シダックス<4837> 320円(+17) 時価総額131億円
前期経常は黒字浮上で着地
1-3月期(4Q)経常は黒字浮上、今期業績は非開示
◆ホリイフードサービス<3077> 472円(-7) 時価総額26.8億円
前期最終は赤字拡大で着地
1-3月期(4Q)最終は赤字縮小、今期業績は非開示
◆横浜丸魚<8045> 873円(+34) 時価総額63.4億円
今期営業は黒字浮上へ
◆メドレックス<4586> 228円(+5) 時価総額44.9億円
今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で52%の赤字
【新興株】
◆ジーエヌアイグループ<2160> 2149円(+325) 時価総額986億円
大幅に反発。
21年12月期第1四半期(21年1-3月)の営業利益を前年同期比85.7%増の7.73億円と発表している。
主力製品のアイスーリュイが中国市場で好調に推移し、医薬品事業が伸びた。
医療機器事業も事業環境が改善し、利益拡大に寄与した。
通期予想は前期比34.7%減の12.20億円で据え置いた。
進捗率は63.4%に達しており、第1四半期の好スタートが投資家から評価されているようだ。
◆cotta<3359> 679円(+67) 時価総額75.4億円
大幅に反発。
40万株(3億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。
発行済株式総数に対する割合は3.60%。取得期間は19日から10月31日まで。
株主への利益還元及び資本効率の向上のほか、
今後の経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的。
cotta株は前日に年初来安値(602円)を付けており、
押し目買いが入っていることも株高要因になっているようだ。
◆ITbookホールディングス<1447> 447円(+80) 時価総額95.9億円
ストップ高。
前日に21年3月期の決算を発表し、営業利益は2.2%減の1.52億円で着地した。
販管費の増加が響いて減益となったが、会社計画(0.10億円)を超過した。
同時に22年3月期の営業利益予想を前期比2.8倍の4.34億円と発表している。
国内及び海外の子会社間のシナジー効果を発揮させて
企業規模の拡大と収益力の向上に注力するほか、中央官庁や地方自治体、
民間企業へのDX推進を積極的に支援するようだ。これらを好感した買いが集まっている。
◆キャリア<6198> 535円(+80) 時価総額46.1億円
ストップ高。
21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の営業損益を
0.53億円の赤字(前年同期実績は0.72億円の赤字)と発表している。
シニアケア事業が伸び、赤字額が縮小した。
通期予想は0.50億円の黒字(前期実績は0.01億円の黒字)で据え置いた。
また、同社が看護師200人を派遣する案件を受注した新型コロナウイルスワクチンの
大規模接種センターの予約が17日に始まったことも改めて材料視されているようだ。
◆アドベンチャー<6030> 6840円(+580) 時価総額465億円
大幅続伸で年初来高値。
政府が東京と大阪に設置する大規模会場での新型コロナウイルスの
ワクチン接種の予約受け付けが17日から始まったことを受け、
観光需要の回復を見越した先回り買いが入っている。
大規模接種会場では、1日当たり最大1万5000人(東京と大阪の合計)の接種が可能という。
ワクチン接種が進めば、旅行業界にとっては追い風になるとの思惑から関連銘柄が
物色されており、同業の旅工房<6548>も大幅高となっている。
【売買代金】
東証一部 2兆7535億円
東証二部 294億円
東証マザーズ 1482億円
JASDAQ 506億円
【人気テーマ】
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デジタルトランスフォーメーション
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半導体
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脱炭素
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2021年のIPO
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サイバーセキュリティ
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