【マーケットデータ】
日経平均 28317.83(+219.58)
TOPIX 1904.69(+8.77)
マザーズ 1128.66(+24.91)
NYダウ 34084.15(+188.11)
NASDAQ 13535.73(+236.00)
S&P500 4159.12(+43.44)
米ドル円 108
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1076/値下がり1009。
任天堂が3%を超える上昇。HOYAや富士通、エムスリーなどにも強い動きが見られた。
証券会社の新規カバレッジが入ったAppierが急伸。
リクルートHDやサイバーエージェント、リログループも証券会社のリポートを材料に買いを集めた。
自己株取得を発表したテリロジーや、上方修正を発表したスターマイカHDが大幅上昇。
前期が大幅な営業増益となった夢みつけ隊が急騰した。
半面、レーザーテックが2%を超える下落。
米国市場ではハイテク株が強かっただけに、同社の弱さは目立った。
アドバンテストやディスコも買い気配スタートからマイナス圏に沈むなど、半導体株がさえない動き。
米長期金利の低下を受けて、三菱UFJが売りに押された。
原油安が嫌気されてINPEXが大幅安となり、出光興産やコスモエネルギーなど石油卸も軟調。
ファイナンスが嫌気されたサンマルクHDが急落した。
伊藤忠および伊藤忠飼料との資本提携解消を発表した中部飼料は10%を超える下落となり、
年初来安値を更新した。
日本株は週を通して方向感に欠ける展開となった。
その中で、動きに大きな変化が見られたのがマザーズ指数。
きょう21日までで4日続伸で、週間では4.1%高と大きな上昇となった。
4月終盤から下げ基調を強める中では陰線が多く並んだが、
上昇した直近4日間はすべて陽線を形成しており、
ここからは底打ちを待っていた投資家の買いが入りやすくなると考える。
きょうは「こども庁」に絡んで関連銘柄が跳ねたが、
新興市場でテーマ性のある銘柄や、
決算が悪くなく証券会社のリポートで取り上げられそうな銘柄は、
一気に水準を切り上げる展開も期待できる。
会社のリリースなどにも強い反応を示す可能性があり、IRに積極的な企業にも要注目だ。
【来週の見通し】
一進一退か。国内は材料に乏しく、米国マーケットにらみの状況が続くだろう。
米国では5月消費者信頼感指数や1-3月期GDP改定値、4月耐久財受注など重要指標の発表が多い。
米国株も足元で米国の長期金利に神経質な反応を示しており、指標結果に一喜一憂する展開が想定される。
日経平均は下げには一服感が出てきつつあるが、その一方で上値も重い。
翌週月曜の31日が月内最終日で下げの特異日でもあるため、
この近辺ではリスク回避ムードが強まる可能性がある。
大きく下げるようなら買いも入るだろうが、
大きく上げるようなら戻り売りも出やすく、上げ下げあっても水準は大きく変化しないと予想する。
【今週を振り返る】
上下に振れたものの週間では上昇した。
日経平均は週初の17日に大幅高スタートから失速して大幅安になったかと思えば、
翌18日は米国株の下落を受けても500円超上昇するなど、前半はかなり不安定な動きとなった。
その後も方向感は定まらなかったが、28000円を下回るところでは買いが入り、下値は堅くなった。
中盤にかけては売り込まれていたマザーズ指数が強く切り返し、
全体の警戒ムードを払しょくするのに一役買った。
金曜21日に米国株の上昇を好感した買いが入り、この日の上げが貢献して週間でも上昇を達成。
日経平均は週間では233円の上昇となり、週足では十字に近い陽線を形成した。
【値上がり上位(全市場)】
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幼児活動研究会<2152> 1344円(+276)
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夢みつけ隊<2673> 162円(+33)
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不二硝子<5212> 1671円(+300)
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キャリア<6198> 609円(+100)
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ベビーカレンダー<7363> 7660円(+1000)
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交換できるくん<7695> 5290円(+655)
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さいか屋<8254> 476円(+57)
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メディアファイブ<3824> 774円(+90)
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シリコンスタジオ<3907> 1284円(+148)
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ピーエイ<4766> 220円(+25)
【ストップ高】
◆不二硝子<5212> 1671円(+300) 時価総額35.8億円
◆キャリア<6198> 609円(+100) 時価総額52.5億円
◆宮越ホールディングス<6620> 1015円(+78) 時価総額406億円
◆ベビーカレンダー<7363> 7660円(+1000) 時価総額66.1億円
こども庁の創設
◆さいか屋<8254> 476円(+57) 時価総額14.9億円
【ストップ安】
なし
【気になる決算】
◆アークランドサービスホールディングス<3085> 2216円(+4) 時価総額733億円
今期配当を6円増額修正
◆三櫻工業<6584> 1097円(-9) 時価総額407億円
未定だった今期配当は10円増
【新興株決算】
◆アルバイトタイムス<2341> 138円 時価総額44.5億円
非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は2期ぶり3円で復配
◆アスカネット<2438> 1006円(+17) 時価総額176億円
前期経常を32%上方修正
◆NITTOKU<6145> 3490円(+85) 時価総額632億円
今期配当を10円増額修正
【売買代金】
東証一部 2兆3802億円
東証二部 265億円
東証マザーズ 1663億円
JASDAQ 602億円
【人気テーマ】
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デジタルトランスフォーメーション
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半導体
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脱炭素
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半導体製造装置
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2021年のIPO
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