前日のマーケットまとめ↓
【マーケットまとめ】2021年6月7日 早々に頭打ちもしっかり反発、強弱感が交錯する状況が続くか
【マーケットデータ】
日経平均 28963.56(-55.68)
TOPIX 1962.65(+1.80)
マザーズ 1160.03(+25.70)
NYダウ 34630.24(-126.15)
NASDAQ 13881.72(+67.23)
S&P500 4226.52(-3.37)
米ドル円 109
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1399/値下がり692。
米当局のアルツハイマー新薬承認で買いが殺到したエーザイは、場中は値が付かずストップ高比例配分。
医療系の銘柄が賑わっており、エーザイとも接点があるシスメックスが、リリースを手掛かりに10%近い上昇。
政府がオンライン診療を恒久化すると伝わったことから、メドレーが大幅高となった。
東証1部への市場変更を発表したマネーフォワードが急伸。
3Q決算が好感されたビジョナルや、5月度の月次が好調であったシュッピンが買いを集めた。
一方、証券会社が投資判断を引き下げたレーザーテックが9%を超える下落。
全市場で値下がり率トップとなった。
ダイキンは中期経営計画が好感されず大幅安。
出資先の米新興建機企業が破産を申請したと伝わったソフトバンクGが売りに押された。
証券会社が目標株価を引き下げた住友鉱山が4%超の下落。
NATTY SWANKYは5月の月次で既存店売上高が前年同月比で大幅増となったが、
株価は高値圏にあったため、目先の利益を確定する売りが優勢となった。
日経平均は下落し、TOPIXは上昇。
先日の米株市場はグロース株が相対的に強く、景気敏感株が弱かったことから、
日経平均優位の展開が予想された。
しかし結果は、足元のモメンタムが強いTOPIXの方が値動きが良かった。
東証1部では値上がり銘柄の方が多く、日経平均に関しては、
寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテイリング、
それから大型ハイテクの多くが弱かった影響が色濃く出た格好。レ
ーザーテックが急落した割には、全体は大きくは崩れなかった。
ただ、直近で業績期待を背景に騰勢を強めた銘柄があっさり崩れる動きを見てしまうと、
ハイテク株には買いを入れづらくなる。
グロース、バリューとも手詰まり感が漂う中で、エーザイがストップ高となった。
医薬・バイオ系は国のワクチンや医療への対応がお粗末であったため、しばらく物色の蚊帳の外に置かれていた。
これまでとは毛色の違う銘柄が動いてきたことが、全体のガス抜きになるかが注目される。
エーザイ一極集中となり単発の花火で終わってしまうようだと寂しいが、
きょうは医療機器や関連サービスを手掛ける銘柄にも賑わいが見られた。
ヘルスケア関連株全体が刺激されて盛り上がってくるようだと、
物色の広がりが感じられることで、日本株全体にもポジティブな影響が出てくるだろう。
【値上がり上位(全市場)】
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大黒屋ホールディングス<6993> 59円(+12)
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東京ソワール<8040> 1497円(+300)
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中央製作所<6846> 1208円(+203)
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アジャイルメディア・ネットワーク<6573> 607円(+100)
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エーザイ<4523> 9251円(+1500
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加地テック<6391> 6320円(+1000)
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ペッパーフードサービス<3053> 551円(+80)
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ユーピーアール<7065> 2898円(+341)
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大真空<6962> 4115円(+455)
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日本電波工業<6779> 1064円(+114)
【ストップ高】
◆ペッパーフードサービス<3053> 551円(+80) 時価総額205億円
◆エーザイ<4523> 9251円(+1500) 時価総額2兆7435億円
◆加地テック<6391> 6320円(+1000) 時価総額109億円
水素ステーション向け新型圧縮機を21年度内に投入と報じられる
◆アジャイル<6573> 607円(+100) 時価総額15.1億円
マーキュリーと業務提携、分譲マンション商会動画サービス
◆山大<7426> 1358円(+5) 時価総額16.1億円
◆東京ソワール<8040> 1497円(+300) 時価総額57.8億円
◆ラピーヌ<8143> 432円(+42) 時価総額11.1億円
◆テーオーホールディングス<9812> 424円(-14) 時価総額37.9億円
【ストップ安】
なし
【気になる決算】
◆クミアイ化学工業<4996> 845円(+3) 時価総額1125億円
今期経常を一転7%増益に上方修正・最高益更新へ
【新興株決算】
◆メディアシーク<4824> 591円(+6) 時価総額57.7億円
2-4月期(3Q)経常は33%減益
◆システムディ<3804> 1540円(+111) 時価総額100億円
上期経常を46%上方修正
◆ビジョナル<4194> 6900円(+310) 時価総額2474億円
8-4月期(3Q累計)経常は29億円・通期計画を超過
【新興株】
◆ビジョナル<4194> 6900円(+310) 時価総額2474億円
大幅続伸。
21年7月期第3四半期累計の営業利益を31.12億円(前年同期実績は非開示)と発表している。
通期の会社計画を大きく上回ったことが好感され、買い人気を集めているようだ。
プロフェッショナル人材領域の底堅い人材需要を背景にビズリーチ事業が伸長した。
通期予想は前期比56.1%減の9.60億円で据え置いており、
第4四半期において今後の事業成長に必要な広告宣伝、プロダクト開発、採用活動などの先行投資を行うようだ。
◆マネーフォワード<3994> 6380円(+490) 時価総額3065億円
年初来高値。
東証の承認を受け、14日付で東証1部に上場市場が変更になると発表している。
マネーフォワードは上場市場変更について
「投資家層の拡大や資金調達コストの低減を通じて、経営戦略上の機動性を高める」
ことを企図したものと説明している。
7月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となるため、
パッシブファンドなどの需要を期待した買いが膨らんでいるとみられる。
◆アジャイル<6573> 607円(+100) 時価総額15.1億円
ストップ高。
子会社のクリエ・ジャパン(東京都港区)が不動産ビッグデータを手掛ける
マーキュリー(東京都新宿区)と業務提携し、
動画DXテクノロジーを活用した分譲マンション紹介動画サービスを共同で立ち上げたと発表している。
マーキュリーが保有するマンションデータを活用し、
購入検討者向けに個別最適化した物件紹介動画を自動で
生成して不動産仲介会社に提供する。業界初の取り組みという。
【売買代金】
東証一部 2兆1864億円
東証二部 303億円
東証マザーズ 1094億円
JASDAQ 785億円
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