前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 28875.23(+0.34)
TOPIX 1947.10(-2.04)
マザーズ 1181.24(+0.75)
NYダウ 33874.24(-71.34)
NASDAQ 14271.73(+18.46)
S&P500 4241.84(-4.60)
米ドル円 110
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり924/値下がり1155。
ソフトバンクGが大幅上昇。エーザイはリリースを材料に強く買われる場面があった。
上方修正を発表したメルカリが急騰。
ドル円が円安に振れたことからSUBARUやホンダなど自動車株に資金が向かった。
ほか、中期経営計画を発表したフジオーゼックスが大幅高となった。
一方、アフターコロナ関連が弱く、JAL、
ANAの空運大手やJR西日本、西武HDなど鉄道株が大幅安。
三越伊勢丹や高島屋など百貨店株、
串カツ田中や鳥貴族など外食株も売られるものが多かった。
ローソンが大衆薬の取り扱いを拡充すると報じられたことを受けて、
競争激化懸念からマツモトキヨシやココカラファイン、
ツルハなどドラッグストア関連が軟調。
IPOラッシュの中、アイドマHD、デコルテHD、
ペイロールなど、直近上場株が早々に手仕舞い売りに押された。
きょうは持ち越し含めて4社の初値がついた。
2日目で初値をつけたアイ・パートナーズフィナンシャルは
一時ストップ安となるなど値が付いた後は大きく売られる展開。
HCSホールディングスとセレンディップ・ホールディングスは高い初値をつけたものの、
終値は初値を大きく下回った。
一方、アルマードは公開価格割れからのスタートとなったものの、
その後は買いが入って高値引け。ベイシスの初値は持ち越しとなった。
日経平均は前日23日が9.24円安で、
きょうは0.34円高。様々な銘柄が売り買いされ、
材料があって大きく動くものもあるのに、
指数は前の日の終値に帳尻を合わせるかのように値幅が出なくなっている。
その分、個別では値動きのある銘柄に資金が集中しやすくなり、
買われる銘柄は取引時間中に上にオーバーシュートし、その日のうちに天井をつける。
産業用カメラを手掛けるシキノハイテックは、ストップ高をつけた後、ストップ安で終えた。
全体が動かないからマネーゲームは活況になり、
個別の値動きが荒くなるから長期投資家は手を出しづらくなるという、
良くない循環になってきている。
今週は月曜に日経平均が急落しており、
あすは週をまたぐリスクが意識されると考える。
来週は6月最終週で、月内最終日が下げの特異日であることを踏まえると、
今は押し目を待って、下げたところを丹念に拾う戦略が有効だろう。
【値上がり上位(全市場)】
-
太洋工業<6663> 607円(+100)
-
ディー・エル・イー<3686> 405円(+64)
-
クエスト<2332> 1667円(+256)
-
オリバー<7959> 3780円(+560)
-
東京コスモス電機<6772> 1094円(+150)
-
GSIクレオス<8101> 1128円(+137)
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ティアンドエス<4055> 4340円(+515)
-
さいか屋<8254> 460円(+48)
-
ニッソウ<1444> 2620円(+240)
-
グローバルインフォメーション<4171> 2159円(+196)
【ストップ高】
◆クエスト<2332> 1667円(+256) 時価総額91.5億円
情報セキュリティ関連
◆ティアンドエス<4055> 4340円(+515) 時価総額165億円
Ideinの『Actcast Partner Program』に参加
◆シキノハイテック<6614> 3835円(-700) 時価総額166億円
半導体製造装置
◆太洋工業<6663> 607円(+100) 時価総額35.9億円
5G関連
◆東京コスモス電機<6772> 1094円(+150) 時価総額17.3億円
ワコーテックと力覚センサで業務提携
◆小野計器<6858> 568円(+22) 時価総額69.3億円
産学連携プログラムに採択
◆GSIクレオス<8101> 1128円(+137) 時価総額146億円
カナダ社への資本参加発表を期待材料視
◆さいか屋<8254> 460円(+48) 時価総額22.9億円
【ストップ安】
なし
【東証1・2部決算】
◆ティー・オー・ダブリュー<4767> 348円(+10) 時価総額170億円
今期経常を41%上方修正
【新興株決算】
◆オプトエレクトロニクス<6664> 715円(+25) 時価総額47.0億円
今期経常を2.3倍上方修正
◆ブシロード<7803> 2839円(-82) 時価総額467億円
非開示だった今期経常は4億円へ
【新興株】
◆ティアンドエス<4055> 4340円(+515) 時価総額165億円
大幅反発。
一部メディアが「半導体大手のキオクシアホールディングスが、
延期していた東証へのIPOを今年9月にも実施する方向で調整している」と報じ、
買い手掛かりとなっている。
「東証は7月にも上場を承認する見通し」という。
ティアンドエスにとってキオクシアは売上高比率の
17.5%(20年11月時点)を占めることから、
思惑を呼んでいるようだ。
同様にキオクシアを主要取引先とするクエスト<2332>も5日ぶりに反発している。
◆BASE<4477> 1682円(+30) 時価総額1864億円
続伸。
ネットショップ作成サービス「BASE」が、
スマレジ<4431>が運営するクラウドPOSレジ「スマレジ」とサービス連携したと発表している。
実店舗とECの商品在庫を一元管理できる「スマレジ在庫連携App」の提供を開始した。
実際の在庫数以上の商品数量を売ってしまう「売り越し」や、
実際には在庫があるにも関わらず販売できない「売り逃し」などの事態を防ぎ、
業務効率化を図ることができるという。スマレジも大幅に3日続伸している。
◆アルマード<4932> 995円 時価総額103億円
公開価格(880円)を2.2%下回る861円で初値を付けた。
会社設立は00年10月18日。
卵殻膜を配合した食品、化粧品の企画・開発・販売などを手掛ける。
22年3月期の営業利益予想は前期比55.7%増の8.20億円。
TV通販や直販が堅調に推移するほか、
広告展開で新規獲得が進んでEC通信販売を主とする
外販(OEM販売)が伸び、利益が拡大すると見込んでいる。
◆メルカリ<4385> 5630円(+440) 時価総額8882億円
大幅に続伸。
21年6月期の営業損益を従来予想の15.00億円の赤字-15.00億円の黒字から
45.00億円の黒字(前期実績193.08億円の赤字)に上方修正している。
国内のメルカリの好調に加え、
定額払いの利用増に伴いメルペイの収益力強化が進捗しているため。
広告宣伝費を想定以上に削減したことも増益に寄与する。
メルカリは18年6月期の上場以来営業赤字が続いており、初の黒字となる見通し。
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