前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 28783.28(+76.24)
TOPIX 1956.31(+17.10)
マザーズ 1200.37(+0.16)
NYダウ 34633.53(+131.02)
NASDAQ 14522.37(+18.42)
S&P500 4319.94(+22.44)
米ドル円 111
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1773/値下がり346。
ソニーGが3%を超える大幅上昇。
円安進行を受けてマツダや日産自、SUBARUなど自動車株や、
ブリヂストンや住友ゴムなどタイヤ株が買いを集めた。
原油高を追い風にINPEXが大幅高。
業務提携に関するリリースを手掛かりにセレンディップが急騰した。
全体的には手詰まり感も強い中、値幅を求めた資金が直近IPO銘柄に向かっており、
ベイシスやアイPFがストップ高。
日本電解が全市場の売買代金ランキングトップ10入りする大商いで15%高と値を飛ばした。
一方、証券会社が投資判断を引き下げたレーザーテックが5%を超える下落。
東京エレクトロンやアドバンテストも証券会社のリポートを材料に売りに押されており、
大型半導体株の弱さが全体市場の重しとなった。
クスリのアオキは増配発表も、決算が失望を誘って9%を超える下落。
ドラッグストア株への警戒が強まり、ウエルシアやアインHDなどが値を崩した。
ウイグル人権問題をめぐってフランス当局の捜査が入ったと伝わったファーストリテイリングが下落。
足元で動意づいていたラオックスは、
20%超上昇していたところから急失速して引けでは6%近い下落と乱高下した。
日経平均は5日ぶりに反発。今週は外部環境が良好であった割には上値を追えなかったが、
米3指数がそろって上昇する中では、さすがに売りも手控えられた。
米長期金利の上昇が抑えられている割には為替は円安(ドル高)の傾向が強まっており、
米雇用統計がこの流れを加速させるのか、それともブレーキをかけるのかが注目される。
昨年2月に112円20銭台をつけているが、
この先、これを超えてくるまでの動きが見られるようなら、
トレンドは完全に円安との見方が強まる可能性がある。
そうなれば115円台や120円台も意識されやすく、日本株への見方も大きく変わってくるだろう。
【来週の見通し】
一進一退か。
米国では6月ISM非製造業指数など注目指標の発表はあるが、
材料はそれほど多くない。
そのため、全体としては方向感に乏しい展開を予想する。
S&P500の高値更新基調が続いていることや、
ドル円が円安に傾斜していることは、日本株の支援材料にはなる。
一方、五輪を間近に控えたタイミングで東京では新型コロナウイルスの感染被害が拡大しており、
関連報道には神経質となりやすい。
小売の1Qなど、3-5月が決算対象となる企業の業績発表がいくつか出てくる。
8日のセブン&アイやローソンなどは注目度が高く、結果を消化するのは翌週となるが、
金曜9日には安川電機の決算も出てくる。各社の決算を吟味しながら、個別重視の様相が強まるだろう。
【今週を振り返る】
軟調となった。下げの特異日である月内最終日を含む週で、
これを警戒して中盤までは上値が重い展開。
米国ではハイテク株、景気敏感株の物色が日替わりとなったが、
日本株はその弱い方の動きに敏感に反応することが多く、
どちらも買いづらさが意識された。6月30日は小幅ながら傾向通り下落。
押し目買い機運は盛り上がらず、7月1日まで4日続落した。
ただ、米国でS&P500の高値更新が続いたほか、
為替市場では一段と円安が進行したことから、
週末2日は上昇した。日経平均は週間では約282円の下落となり、
週足では陰線を形成した。
【値上がり上位(全市場)】
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オンキヨーホームエンターテイメント<6628> 4円(+1)
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大黒屋ホールディングス<6993> 110円(+23)
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インプレスホールディングス<9479> 251円(+46)
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カルナバイオサイエンス<4572> 1678円(+300)
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ベイシス<4068> 6500円(+1000)
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トラストホールディングス<3286> 421円(+58)
-
アイビー化粧品<4918> 1125円(+150)
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アイ・パートナーズフィナンシャル<7345> 7570円(+1000)
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日本電解<5759> 3435円(+447)
-
セレンディップ・ホールディングス<7318> 1507円(+181)
【ストップ高】
◆トラストホールディングス<3286> 421円(+58) 時価総額21.9億円
◆ベイシス<4068> 6500円(+1000) 時価総額114億円
ドローン関連
◆カルナバイオサイエンス<4572> 1678円(+300) 時価総額209億円
がんやHIV、ウイルス感染症を治療する調節化合物の特許公開
◆アイビー化粧品<4918> 1125円(+150) 時価総額57.4億円
化粧品関連
◆日本電解<5759> 3435円(+447) 時価総額249億円
リチウムイオン電池部材・部品関連
◆イーエムネットジャパン<7036> 4970円(+585) 時価総額95.0億円
◆セレンホールディングス<7318> 1507円(+181) 時価総額63.7億円
大垣共立、愛知銀と業務提携
◆アイ・パートナーズフィナンシャル<7345> 7570円(+1000) 時価総額59.9億円
【ストップ安】
なし
【東証1・2部決算】
◆良品計画<7453> 2318円(+4) 時価総額6508億円
3-5月期(3Q)経常は黒字浮上
◆アスクル<2678> 1752円(-26) 時価総額1796億円
今期経常は微増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は実質増配
◆キッコーマン<2801> 7330円(+50) 時価総額1兆4212億円
非開示だった今期税引き前は1%減益へ
【新興株決算】
◆AFC-HD<2927> 1123円(+117) 時価総額162億円
今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2.5円増額
【新興株】
◆カルナバイオサイエンス<4572> 1678円(+300) 時価総額209億円
ストップ高。
米製薬大手のギリアド・サイエンシズ社とともに出願した
特許が世界知的所有権機関(WIPO)で公開され、材料視されている。
固形腫瘍を含むがんやHIV、B型肝炎などのウイルス感染症を治療するための
ジアシルグリセロールキナーゼ調節化合物及びその医薬組成物に関する特許で、
公開日は1日、国際出願日は20年12月18日。
新薬開発への期待から買いが殺到しているようだ。
◆日本電解<5759> 3435円(+447)
大幅続伸。
特段の買い材料は出ていないが、
直近の新規株式公開(IPO)銘柄に投資資金が集まる流れに乗っている。
日本電解は6月25日に上場した後、
利食い売りを吸収しながら株価水準を切り上げている。
車載電池用銅箔を製造しており、
電動自動車関連としてテーマ性があることも選好される要因となっているようだ。
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