前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 27641.83(-139.19)
TOPIX 1931.14(-8.91.)
マザーズ 1085.53(-2.81)
NYダウ 34838.16(-97.31)
NASDAQ 14681.06(+8.39)
S&P500 4387.16(-8.10)
米ドル円 109
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり533/値下がり1587。
商船三井、日本郵船、川崎汽船の海運大手3社がそろって大幅上昇。
商社では三井物産の派手な上昇が目立ったが、1Qが大幅増益となった双日も買いを集めた。
米ナスダックの上昇を手掛かりに、レーザーテックやアドバンテスト、
ディスコなど半導体株の一角が上昇。
好決算が確認できた昭和電線やイーガーディアンが急騰し、
1Q営業黒字転換を達成した田中化学研究所がストップ高比例配分となった。
一方、米長期金利の低下を受けて、三菱UFJや三井住友など銀行株が軟調。
三菱UFJは1Q決算を発表したが、こちらに対する反応は限られた。
空運株が嫌われており、JALとANAが大幅安。
中国でゲームに対して規制が入ることへの警戒からテンセントが急落しており、
これを嫌気してネクソンやコーエーテクモ、カプコンなどが値を崩した。
決算関連では大塚商会や王子HD、SUBARUなどが大幅安。
決算発表の延期を発表したEduLabがストップ安比例半分となった。
日経平均は反落。
寄り付きからは水準を切り上げて陽線で終えたものの、そもそも寄り付きが下げすぎ。
取引時間中に決算を発表した銘柄も、派手に上げたものもあるにはあるが、
まずまずの内容でも売られる銘柄が多く散見された。
指数の弱さが個別の決算反応にもネガティブな影響を及ぼしている。
あすはトヨタやソニーGが1Q決算を発表予定。
トヨタは一つ前の本決算では、株式分割や自己株取得を発表したことで
発表以降にじわじわと買いを集めて1万円の大台に乗せた。
ソニーGの方は今期の利益見通しが強い失望となり、発表後に急落。
その後の下げで1万円の大台を割り込んだ。
対照的な反応ではあるが、
足元ではソニーGは1万円を大きく上回っており、節目割れは良い買い場となった。
ソニーGの決算を消化するのは5日になるが、注目の銘柄が決算を発表するタイミングで、
全体相場にも変化が出てくるかが注目される。
また、海運大手の日本郵船と川崎汽船も1Q決算を発表予定。
商船三井の上方修正・増配発表以降、海運株は値動きが非常に派手になっている。
3社のリリースが出そろうことが、海運株の一段高を促すのか、
それとも材料出尽くしとなるのかは注視しておく必要がある。
【値上がり上位(全市場)】
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GCA<2174> 1351円(+300)
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不二硝子<5212> 2026円(+400)
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京極運輸商事<9073> 1752円(+300)
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星医療酸器<7634> 4500円(+700)
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グローバルウェイ<3936> 4505円(+700)
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ティラド<7236> 3400円(+500)
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田中化学研究所<4080> 1044円(+150)
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イー・ガーディアン<6050> 3160円(+403)
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パレモ・ホールディングス<2778> 268円(+34)
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三ツ星<5820> 1890円(+232)
【ストップ高】
◆GCA<2174> 1351円(+300) 時価総額605億円
米投資銀行が1380円でTOB実施
◆グローバルウェイ<3936> 4505円(+700) 時価総額52.6億円
◆田中化学研究所<4080> 1044円(+150) 時価総額340億円
22年3月期第一四半期は営業黒字に転換、車載用途が伸長
◆不二硝子<5212> 2026円(+400) 時価総額43.4億円
◆ティラド<7236> 3400円(+500) 時価総額285億円
◆星医療酸器<7634> 4500円(+700) 時価総額154億円
タイとラオスに酸素濃縮器を送ると報じられ思惑的な買い入る
◆京極運輸商事<9073> 1752円(+300) 時価総額56.1億円
【ストップ安】
◆EduLab<4427> 3755円(-700) 時価総額376億円
【東証1・2部決算・修正】
◆双日<2768> 341円(-2) 時価総額4268億円
4-6月期(1Q)税引き前は9倍増益で着地
◆宝ホールディングス<2531> 1280円(-15) 時価総額2556億円
上期経常を69%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も2円増額
◆タカラバイオ<4974> 2765円(-25) 時価総額3329億円
上期経常を58%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も4円増額
◆クボタ<6326> 2344.5円(+1.0) 時価総額2兆8335億円
今期税引き前を17%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆日本製鉄<5401> 1974.0円(-22.5) 時価総額1兆8759億円
今期最終を54%上方修正・14期ぶり最高益、未定だった上期配当は55円に修正
◆ダイキン工業<6367> 23205円 時価総額6兆8017億円
上期経常を12%上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額
◆船井総研ホールディングス<9757> 2538円(+28) 時価総額1332億円
今期経常を12%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆IMAGICA GROUP<6879> 466円(+10) 時価総額209億円
今期最終を2.5倍上方修正
◆荒川化学工業<4968> 1248円(+39) 時価総額258億円
上期経常を31%上方修正、通期も増額
◆ブラザー工業<6448> 2396円(+40) 時価総額6283億円
今期税引き前を13%上方修正
◆ミマキエンジニアリング<6638> 807円(-24) 時価総額259億円
上期経常を2.2倍上方修正、通期も増額
【新興株決算・修正】
◆プロルート丸光<8256> 367円(-10) 時価総額108億円
今期経常を81%上方修正
◆デコルテ・ホールディングス<7372> 1092円(+62) 時価総額61.9億円
10-6月期(3Q累計)税引き前は3.4倍増益・通期計画を超過
◆データホライゾン<3628> 4080円(-20) 時価総額145億円
前期経常を22%上方修正・13期ぶり最高益、配当も2円増額
◆日邦産業<9913> 627円(+18) 時価総額57.2億円
4-6月期(1Q)経常は10倍増益で着地
【新興株】
◆リネットジャパン<3556> 781円(+29)
急騰。
Apple Japanが実施する使用済パソコン(Mac)と
タブレット(iPad)・ディスプレイのリサイクルサービスとして、
リネットジャパングループの「宅配便リサイクル」が採用されたと発表している。
Apple Japanは03年10月から資源有効利用促進法に基づき使用済パソコンを回収しており、
21年8月から「宅配便リサイクル」に変更する。
Apple Japanの採用で利益拡大が期待できるとの見方から買いが入っているようだ。
◆セレンディップ<7318> 1035円(+23)
大幅続伸。
グループ会社のセレンディップ・フィナンシャルサービスとともに、
新生銀行<8303>及び新生企業投資とものづくり企業を中心とした
事業承継支援で業務提携契約を締結したと発表している。
具体的には、共同投資や投資先企業の経営支援のほか、
事業承継等のM&A案件に係るフィナンシャル・アドバイザリー業務などで協力する。
将来的には共同ファンドの設立も検討するとしている。
◆田中化研<4080> 1044円(+150)
ストップ高。
22年3月期第1四半期(21年4-6月)の営業損益を3.39億円の
黒字(前年同期実績は3.51億円の赤字)と発表している。
車載用途が伸びたことからリチウムイオン電池向け製品が97.7%増となったほか、
ニッケル水素電池向け製品も38.0%増となり、黒字転換に寄与した。
通期予想は6.50億円の赤字(前期実績は0.20億円の赤字)で据え置いたが、
第1四半期の好決算が評価されて買いが集まっている。
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