前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 28070.51(+182.36)
TOPIX 1954.08(+17.80)
マザーズ 1088.72(+5.50)
NYダウ 35264.67(+162.82)
NASDAQ 14788.08(-72.09)
S&P500 4436.75(+4.40)
米ドル円 110
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1498/値下がり621。
米国で景気敏感株が買われた流れを受けて、海運株が人気化。
川崎汽船が9%近い上昇となったほか、
明治海運やNSユナイテッド海運など中堅どころにも資金が向かった。
鉄鋼株も強く、大手の日本製鉄、神戸鋼、JFEHDが大幅上昇。
米国の長期金利上昇を手掛かりに三菱UFJや三井住友など銀行株に買いが入り、
地銀株も幅広く物色された。
上方修正を発表したブリヂストンが5%を超える上昇。
今期大幅増益計画のKeePer技研がストップ高となった。
一方、1Qが最終減益となったソフトバンクGは、
決算確認で悪材料出尽くしとはならず下落。
年初来安値を更新した。
米国でナスダックが下落して半導体大手にも売りが出たことから、
レーザーテック、SUMCO、アドバンテストなどが値幅を伴った下げとなった。
グロース株にはやや逆風の地合いで、弁護士ドットコム、
BASE、フリーなどマザーズの主力どころの一角が大幅安。
決算を材料にMTGやベイシスが急落した。
日経平均は4日続伸となり、終値(28070円)で28000円を上回った。
25日線(27975円、11日時点)も超えており、全体としては上を試しに行きそうな雰囲気が漂ってきた。
ソフトバンクGやレーザーテックなど投資家人気の高いグロース株が売られる中でも幅広い銘柄に買いが入っており、
目先はバリュー系優位の展開が想定される。
本日米国では7月の消費者物価指数が発表予定。
同指標が強かった場合、米国のインフレ高進が意識されるため、景気敏感株の刺激材料となりやすい。
この場合、どこかで長期金利上昇が相場をかく乱する場面は来るだろう。
しかし、足元の米10年債利回りは低位で推移しており、
しばらくは金利上昇への警戒はいったん脇に置いて、
グローバル市場でコロナへの警戒が和らぎ、リスク選好ムードが強まる可能性がある。
その際には海運、鉄鋼、機械など、景気敏感系の主力どころのセクターが相場の主役となるだろう。
【値上がり上位(全市場)】
-
フォースタートアップス<7089> 3090円(+780)
-
コーユーレンティア<7081> 1456円(+300)
-
ブティックス<9272> 2098円(+400)
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KeePer技研<6036> 3745円(+700)
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OATアグリオ<4979> 1602円(+262)
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ランシステム<3326> 618円(+100)
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オークネット<3964> 1914円(+307)
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スペースマーケット<4487> 929円(+141)
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グローバルウェイ<3936> 7210円(+1000)
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プロルート丸光<8256> 444円(+61)
【ストップ高】(一時含む)
◆ランシステム<3326> 618円(+100) 時価総額14.7億円
2連ストップ高 カジノ関連
◆グローバルウェイ<3936> 7210円(+1000) 時価総額84.1億円
4連ストップ高 タイムコイン
◆Welby<4438> 1002円(+61) 時価総額78.5億円
◆Speee<4499> 4100円(+330) 時価総額414億円
◆那須電機鉄工<5922> 10980円(+1100) 時価総額132億円
電線地中化
◆Keeper技研<6036> 3745円(+700) 時価総額1059億円
今期の大幅増益・増配見通し好感
◆バーチャレクス・HD<6193> 775円(+100) 時価総額22.8億円
22年3月期第2四半期の営業利益予想を上方修正、アウトソーシング順調
◆アルー<7043> 1093円(+150) 時価総額27.9億円
◆コーユーレンティア<7081> 1456円(+300) 時価総額78.8億円
21年12月期の業績予想を上方修正
◆ブティックス<9272> 2098円(+400) 時価総額107億円
第1四半期は営業黒字に転換
【ストップ安】(一時含む)
◆ベイシス<4068> 6950円(-1450) 時価総額126億円
【東証1・2部決算・修正】
◆電通グループ<4324> 4080円(+25) 時価総額1兆1767億円
非開示だった今期最終は黒字浮上で4期ぶり最高益、未定だった配当は29.75円増配
◆エフオン<9514> 1151円(-70) 時価総額249億円
今期経常は21%増で4期ぶり最高益更新へ
◆国際紙パルプ商事<9274> 266円(+8) 時価総額200億円
今期経常を47%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
◆セレス<3696> 3215円(-35) 時価総額372億円
今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額
【新興株決算・修正】
◆栄電子<7567> 516円(+6) 時価総額26.3億円
4-6月期(1Q)経常は83%増益・上期計画を超過
◆小田原エンジニアリング<6149> 2511円(+35) 時価総額161億円
上期経常は5倍増益で着地
◆サトー商会<9996> 1521円 時価総額139億円
4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地
◆日本リビング保証<7320> 2554円(+99) 時価総額129億円
今期経常は13%増で6期連続最高益、前期配当を5円増額・今期も10円継続へ
◆データホライゾン<3628> 4280円(+220) 時価総額153億円
今期経常は2%増で2期連続最高益
◆翻訳センター<2483> 1454円(-20) 時価総額49.0億円
上期経常を50%上方修正、通期も増額
◆アミタホールディングス<2195> 2710円(+109) 時価総額31.7億円
上期経常は2.5倍増益・通期計画を超過
◆クラウドワークス<3900> 1433円(+73) 時価総額219億円
今期営業を46%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆ビーマップ<4316> 601円(+1) 時価総額19.4億円
4-6月期(1Q)経常は赤字拡大で着地
【新興株】
◆栄電子<7567> 516円(+6)
急伸。
22年3月期第1四半期の営業利益を前年同期比2.1倍のの0.63億円と前場終了後に発表している。
主力市場の半導体製造装置関連が堅調に推移したことから、利益が拡大した。
通期予想は前期比9.6%増の1.34億円で据え置いた。
進捗率は47.0%に達しており、第1四半期の好調なスタートが投資家から評価され、買いが向かっているようだ。
◆ブティックス<9272> 2098円(+400)
ストップ高買い気配。
22年3月期第1四半期の営業損益を0.73億円の
黒字(前年同期実績は1.48億円の赤字)と発表している。
商談型展示会事業の赤字が縮小したことに加え、
M&A仲介事業で中途採用のコンサルタントが想定より早く戦力化した結果、
成約組数が大幅に増加して黒字転換を牽引した。
通期予想は前期比60.5%減の1.11億円で据え置いたが、進捗率は65.8%に達している。
◆レンティア<7081> 1456円(+300)
ストップ高。
21年12月期の営業利益を従来予想の15.00億円から
19.00億円(前期実績13.82億円)に上方修正している。
新型コロナウイルスのワクチン接種会場やBPOオフィス向けFF&Eレンタルサービスの需要が高水準に推移しているため。
東京オリンピック・パラリンピックの各競技会場や関連施設向けのFF&Eレンタルを多数受注していることも利益を押し上げる見通し。
◆バーチャレクス<6193> 775円(+100)
ストップ高買い気配。
22年3月期第2四半期累計(21年4-9月)の営業損益を従来予想の0.20億円の
黒字から1.25億円の黒字(前年同期実績0.26億円の赤字)に上方修正している。
アウトソーシング事業が順調に推移したほか、IT&コンサルティング事業で予定を上回る開発案件の受注があった。
プロジェクト利益率の向上や販管費の抑制も利益拡大につながると見込む。
通期予想は前期比36.5%増の2.25億円で据え置いた。
◆アライドアーキテクツ<6081> 836円(+4)
3日続伸。
21年12月期の営業利益を従来予想の5.20億円から
6.00億円(前期実績2.98億円)に上方修正している。
マーケティングDXの需要拡大を受けて当初想定を上回る見通し。
また、外国為替相場の円安進行に伴う為替差益や投資有価証券の売却で
純利益予想を3.20億円から5.50億円(同1.73億円)に引き上げた。
5月12日に続く上方修正とあって、投資家から好感されているようだ。
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