前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 27977.15(-37.87)
TOPIX 1956.39(+2.84)
マザーズ 1069.00(-7.32)
NYダウ 35499.85(+14.88)
NASDAQ 14816.26(+51.12)
S&P500 4460.83(+13.13)
米ドル円 110
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1042/値下がり1031。
上方修正を発表したリクルートが、全市場の売買代金トップとなる大商いで10%高。
JFEHD、サントリーBF、タカラトミー、リログループ、
マツモトキヨシなどが決算を材料に値を飛ばした。
東和薬品は1Q好決算に加えて創業70周年の記念品贈呈を発表したことも買い材料となった。
海運大手の中でもモメンタムが強い川崎汽船が3%超上昇し、上方修正と増配を発表した乾汽船が急騰。
明治海運や共栄タンカーなど中小型の海運株が賑わった。
上方修正と増配を発表したケイアイスター不動産は、場中は値が付かずストップ高比例配分となった。
一方、米国でナスダックは上昇したもののSOX指数は下落したことから、
アドバンテスト、SCREEN、ディスコなど半導体株の多くが下落。
前日に決算で売られた東芝が連日の大幅安となった。
メルカリが6%近い下落。前期の営業黒字着地を受けて買いが先行したものの、
直近高値に接近したところで大きく値を崩した。
ENEOSは1Qの営業利益が前年同期比7.7倍となったものの、
プラスアルファの好材料がなかったことから4%近い下落。
上期が営業赤字となったダブルスコープがストップ安となった。
今週は業種別では33業種中、30業種がプラスと、幅広い業種に買いが入った。
日経平均は週間で0.6%高、値幅では約157円の上昇と、
そこまで強くはなかっただけに、注目される動きである。
1Q決算で業績好調が多く確認できた割には全体市場は重く、
海外市場と比べても出遅れ感は強いが、売り圧力に関してはそろそろ和らいでくるかもしれない。
日経平均が取引時間中の高値30714.52円をつけたのは2月16日で、来週半年が経過する。
需給面でのしこりも解消に向かうと期待でき、反転のタイミングに備えておくべきだろう。
【来週の見通し】
もみ合いか。
東京エレクトロンの1Q決算が16日に控えているが、決算は本日13日まででほぼ出そろった。
証券会社のリポートなどで改めて動意づく銘柄も多く出てくるだろうが、
お盆シーズンで市場参加者の減少も予想される中、方向感は出づらいと予想する。
米国株の堅調が続いている点は、強い下支えとなる。
ただし、22日(日)には横浜市長選の投開票が控えている。
政権の支持率が低い状況下で行われる選挙は株式市場にとっては警戒材料となり得るため、
高くなればリスク回避の売りが出てくる展開を想定しておくべき。
決算発表一巡で、市場の関心は翌週(26日~28日)のジャクソンホール会合に向かうことになる。
これを通過するまでは個別重視の地合いが続くだろう。
【今週を振り返る】
堅調となった。
東京市場が休場の間の米国株が概ね堅調となったことを受けて、
日経平均は連休明けの10日に一時28000円台を回復。
翌11日には終値でも28000円を上回った。
ただ、この間の上昇は景気敏感株が主導した一方で、
半導体株を中心にグロース株は売りに押されたことから、買いが入る中でも上値は抑えられた。
それでも米国ではダウ平均やS&P500の史上最高値更新が続いたことから大きくは崩れず。
12日、13日は連日で下落し、週末値では28000円をわずかに下回ったものの、週間では上昇で終えた。
日経平均は週間では約157円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
【値上がり上位(全市場)】
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玉井商船<9172> 1929円(+400)
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アトラエ<6194> 2744円(+499)
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ランシステム<3326> 868円(+150)
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扶桑電通<7505> 3025円(+501)
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京極運輸商事<9073> 3025円(+501)
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ケイアイスター不動産<3465> 6130円(+1000)
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リミックスポイント<3825> 174円(+27)
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アクセルマーク<3624> 520円(+80)
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SEMITEC<6626> 6500円(+1000)
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西本Wismetacホールディングス<9260> 3320円(+500)
【ストップ高】(一時含む)
◆ランシステム<3326> 868円(+150) 時価総額20.7億円
4連ストップ高 Vタレントとファンがつながる『ファンピックス』をプレオープン
◆ケイアイスター不動産<3465> 6130円(+1000) 時価総額873億円
22年3月期連結利益予想の増額修正と増配を好感
◆アクセルマーク<3624> 520円(+80) 時価総額47.2億円
『継続企業の前提に関する重要事象等』の記載解消を好感
◆クロス・マーケティンググループ<3675> 696円(+100) 時価総額139億円
前期上振れ着地を評価、今後も成長継続へ
◆児玉化学工業<4222> 503円(+33) 時価総額39.5億円
自動車部品好調で22年3月期業績予想を上方修正
◆アイキューブドシステムズ<4495> 4580円(+610) 時価総額240億円
21年6月期好決算をポジティブ視
◆アトラエ<6194> 2744円(+499) 時価総額733億円
『Wevox』成長で第3四半期営業益は通期計画を超過
◆SEMITEC<6626> 6500円(+1000) 時価総額185億円
自動車関連などのセンサー好調で今期見通し大幅上方修正
◆扶桑電通<7505> 3025円(+501) 時価総額105億円
21年9月期の業績上方修正と株式分割実施を好感
◆星医療酸器<7634> 5480円(+700) 時価総額187億円
医療用ガス関連
◆オムニプラス<7699> 1049円(+71) 時価総額10.6億円
2021年のIPO
◆スノーピーク<7816> 4985円(+700) 時価総額951億円
業績・配当予想を大幅に上方修正
◆京極運輸商事<9073> 908円(+150) 時価総額29.1億円
4-6月期経常は62%増益で着地
◆玉井商船<9127> 1929円(+400) 時価総額37.3億円
2連ストップ高 今3月期業績予想の大幅増額受け急騰相場続く
◆栗林商船<9171> 391円(-80) 時価総額49.8億円
燃料油価格上昇が響き22年3月期見通し下方修正
◆西本Wismettacホールディングス<9260> 3320円(+500) 時価総額477億円
大幅な上振れ着地がサプライズに
◆大運<9363> 427円(+10) 時価総額26.6億円
巣ごもり需要捉え4-6月期営業利益が通期計画を超過
◆太洋物産<9941> 時価総額9.5億円
第3四半期は営業黒字浮上で通期計画を超過
【ストップ安】(一時含む)
◆ケアネット<2150> 5730円(-1000) 時価総額633億円
◆クシム<2345> 378円(-80) 時価総額28.3億円
MSワラント
◆アステリア<3853> 616円(-143) 時価総額108億円
第1四半期大幅減益決算がネガティブインパクトに
◆グローバルウェイ<3936> 6410円(-1500) 時価総額74.8億円
◆ファブリカコミュニケーションズ<4193> 3495円(-700) 時価総額162億円
◆ダブル・スコープ<6619> 663円(-150) 時価総額361億円
上半期営業赤字決算がネガティブインパクトに
◆アイ・パートナーズフィナンシャル<7345> 3825円(-700) 時価総額31.1億円
◆アルファポリス<9467> 3410円(-600) 時価総額330億円
【東証1・2部決算・修正】
◆ファイバーゲート<9450> 1391円(+4) 時価総額285億円
今期経常は12%増で6期連続最高益更新へ
◆キューピーネットホールディングス<6571> 1596円(-18) 時価総額205億円
前期税引前が上振れ着地・今期は3.2倍増益
【新興株決算・修正】
◆ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090> 830円(-11) 時価総額49.0億円
今期経常は69%増で11期ぶり最高益更新へ
◆ブロードバンドセキュリティ<4398> 1225円(+48) 時価総額55.9億円
今期経常は96%増で2期ぶり最高益更新へ
◆アドベンチャー<6030> 6890円(-330) 時価総額469億円
今期税引前は78%増で2期ぶり最高益、5円増配へ
◆イード<6038> 865円(+5) 時価総額43.4億円
今期経常は14%増で7期ぶり最高益更新へ
◆アイリック<7325> 934円(-5) 時価総額79.7億円
今期経常は49%増で3期ぶり最高益更新へ
◆ロジザード<4391> 1955円(-1) 時価総額63.8億円
今期経常は22%増で9期連続最高益更新へ
◆ネクストウェア<4814> 191円(+50) 時価総額24.9億円
非開示だった今期経常は11%増益
【新興株】
◆アイキューブ<4495> 4580円(+610)
急伸。前日に21年6月期決算を発表、営業利益は38.2%増の5.69億円で着地した。
導入社数が前事業年度末に比べ39.6%増の3391社に伸び、増益に寄与したもよう。
併せて、22年6月期の営業利益予想を前期比28.6%増の7.32億円と発表している。
モバイル端末管理サービスやモバイル端末向けアプリサービスのCLOMO事業が継続的に成長すると見込む。
原価低減に注力するほか、携帯電話販売会社との協業強化で顧客数を伸ばすようだ。
◆SEMITEC<6626> 6500円(+1000)
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は前年同期比60.9%増の9.58億円で着地している。
併せて、22年3月期の営業利益を従来予想の21.30億円から30.00億円(前期実績27.76億円)に上方修正している。
自動車・家電関連や産業機器関連が好調に推移しているため。
また、医療関連で血糖値測定器向けセンサ販売が予想より増加したことも利益を押し上げる見通し。
◆メルカリ<4385> 5770円(-360)
急落。21年6月期の営業損益を51.84億円の黒字(前期実績は193.08億円の赤字)と発表している。
18年6月期の上場以来初の黒字。フリマアプリのメルカリJPやメルカリUSの流通総額が拡大した。
22年6月期予想は未定。メルカリUSやスマートフォン決済のメルペイは投資フェーズにあるとしている。
21年6月期は会社計画(45.00億円の黒字)を上回ったが、材料出尽くし感から売り優勢となっているようだ。
◆マクドナルド<2720> 4955円(+45)
大幅に3日続伸。21年12月期の営業利益を従来予想の320.00億円から
340.00億円(前期実績312.90億円)に上方修正している。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景にテイクアウトやドライブスルー、
デリバリーが伸び、利益を押し上げる見通し。
デリバリーサービスの提供店舗を拡大し、47都道府県での導入を目指す。
第2四半期累計(21年1-6月)の営業利益は前年同期比16.6%増の172.26億円で着地した。
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