前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 29544.29(-639.67)
TOPIX 2038.29(-43.48)
マザーズ 1120.44(-6.92)
NYダウ 34299.99(-569.38)
NASDAQ 14546.68(-423.28)
S&P500 4352.63(-90.48)
米ドル円 111
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり336/値下がり1768。
緊急事態宣言の全面解除が決定されたことで、軟調相場の中でもアフターコロナ関連には買いが入った。
HISや旅工房、エアトリなど、旅行関連が急伸。
OLCやラウンドワンなどレジャー株や、串カツ田中や鳥貴族、ワタミなど外食関連が大幅高となった。
JAL、ANAやJR各社も上昇。
ほかでは直近の下げが大きかった川崎汽船に見直し買いが入った。
上方修正を発表したタカラスタンダードが大幅上昇。
大分銀行との業務提携を発表したみらいワークスがストップ高となった。
一方、SOX指数や米ナスダックの大幅安を嫌気して、ハイテク株が総じて軟調。
東京エレクトロンとアドバンテストはともに5%を超える下落となった。
キーエンスやダイキンなど値がさ株も大幅安。
米国の長期金利上昇が市場の警戒材料となっている中、
三菱UFJや三井住友など銀行株はピーク感が意識されて利益確定売りに押された。
前期V字回復を達成したヒマラヤは、今期の見通しが物足りないと受け止められて13%を超える下落。
フェリシモは上方修正を発表したが、下期に戦略的に広告を投入することで、
通期の利益見通しが上期の見通しを下回ったことから、株価は強い売り反応となった。
きょうはセーフィーとプロジェクトカンパニーがマザーズに新規上場。
いずれも公開価格を3割超上回る初値をつけたが、セーフィーは初値と同値で終えた一方、
プロジェクトカンパニーの終値は初値を大きく上回った。
日経平均は大幅安。
3万円を大きく下回り、場中には29500円も割り込んだ。
27日、28日と弱い割には下げ渋っていたが、きょうは持ちこたえられず大きく崩れた。
米国株が長期金利の動向を強く警戒するようになっているため、
金利上昇にはブレーキがかかってほしいところだ。
先ほど、自民党総裁選は決選投票により岸田文雄氏の勝利が決まった。
1回目投票からこの結果は織り込み済みであろうが、その1回目の結果が出た直後に指数は下方向に勢いが出た。
きょうは新リーダー誕生に湧くような地合いではなかったが、あまり印象は良くないだけに、
会見などを消化してあすに雰囲気を一変できるかが注目される。
あすは月内最終日でもある。
8月は最終日が弱い傾向がストップした上に大幅高となり、その後も非常に強い動きが見られた。
9月に下げてしまうとまたこの傾向を意識しなければならなくなる一方、
8月に続いて9月も上昇となった場合には、買いに勢いがつきやすくなる。
終値(29544円)では25日線(29405円、29日時点)を上回り、
ローソク足でも下ヒゲをつけているだけに、きょうでいったんの売りが出尽くした可能性はある。
新しい政治がスタートするタイミングで、株式市場も調整一巡から上昇再開の展開に期待したい。
【値上がり上位(全市場)】
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アジアゲートホールディングス<1783> 105円(+29)
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グローバルウェイ<3936> 2585円(+405)
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ニッチツ<7021> 3255円(+485)
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レオクラン<7681> 3440円(+460)
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21LADY<3346> 114円(+15)
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みらいワークス<6563> 1146円(+150)
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ジィ・ジィ企画<4073> 3500円(+440)
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パス<3840> 105円(+13)
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ENECHANGE<4169> 3915円(+475)
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フィット<1436> 1190円(+139)
【ストップ高】(一時含む)
◆グローバルウェイ<3936> 2585円(+405) 時価総額151億円
◆ENECHANGE<4169> 3915円(+475) 時価総額537億円
デジタルトランスフォーメーション関連
◆みらいワークス<6563> 1146円(+150) 時価総額58.4億円
大分銀行と業務提携
◆ニッチツ<7021> 3255円(+485) 時価総額69.3億円
前日まで2日連続ストップ高
◆レオクラン<7681> 3440円(+460) 時価総額67.4億円
【ストップ安】(一時含む)
なし
【東証1・2部決算・修正】
◆ローソン<2651> 5530円(-100) 時価総額5547億円
上期経常を14%上方修正
◆ケーヨー<8168> 826円(-17) 時価総額538億円
今期経常を2%上方修正
【新興株決算・修正】
◆岡本製紙<3892> 902円(-16) 時価総額49.6億円
6-8月期(1Q)経常は24%増益で着地
【新興株】
◆セーフィー<4375> 3350円
公開価格(2430円)を37.9%上回る3350円で初値を付けた。会社設立は14年10月23日。事業の柱はクラウド型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営。21年12月期の営業損益予想は4.54億円の赤字(前期実績は1.19億円の赤字)。監視カメラ需要に加え、遠隔業務管理の需要の高まりで新規導入案件が増加し、売上高は前期比58.9%増の80.20億円に拡大する一方、広告宣伝費や人件費への投資で赤字が拡大する見通し。
◆FRONTEO<2158> 1734円(+22)
大幅に3日ぶり反発。FRONTEOの戦略アドバイザーで東京大学先端科学技術研究センターの玉井克哉教授と経済安全保障リスクが企業に与える影響について共同研究を開始したと発表している。経済安全保障リスクの具体的な内容は、サプライチェーンに見る人権リスク、株主支配関係に見るM&Aリスク、最先端技術情報漏えいの実情など。共同で報告書として公表し、日本企業のリスク対策の推進に寄与することを目指す。
◆ベストワンドット<6577> 2900円(+306)
大幅に4日続伸。7月5日に発行した第3回新株予約権のうち、94個(発行総数の10.44%)が権利行使されたと発表している。交付株式数は9400株。未行使の新株予約権は320個となった。大量行使で将来の株式価値の希薄化懸念が後退したことに加え、28日午前に主要取引先でクルーズ運航世界最大手のカーニバルの22年下半期のクルーズ予約が新型コロナウイルス感染拡大前の水準を上回ったと開示したことも引き続き材料視されているようだ。
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